書く書く しかじか

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ドバイのタクシー 快適で安全 メーター明瞭 料金どれくらい? ドバイ旅行記 番外編3

タクシーと両替額は密接に関係

 ドバイにおいてタクシーは、とても重宝する交通手段です。まず、明瞭なメーターを備えているので、ぼったくりの心配が薄いこと。さらに、料金が割に手ごろであること。何より、夏季はとんでもなく暑いドバイの街で、汗をかくことなく快適に移動できるのは大きなメリットです。

 

 ドバイのタクシーは、原則として現金で支払います。しかし、旅行記の番外編1で触れていますが、UAEディルハムAED)への両替は、クレジットカードの決済に比べて、レートがとても悪くなります。両替しすぎると、結果として現金が余ってしまい、損をこうむることになりかねません。

 

 旅の中でどれだけ現金が必要になるかは、タクシーに乗る頻度と距離に密接にかかわっています。では、どうやってタクシー料金を事前に把握すればいいのでしょうか。※ 2018年10月時点。

 

1km約2ディルハムで計算 

 ドバイのタクシーの初乗り料金は5AEDです。ただし、空港から乗った場合のみ25AEDに設定されています。

 

 また、最低料金というシステムがあり、乗ったら必ず12AEDは払わなければならないようです。

 

 走行料金は、1kmあたり約2AEDです。「約」と書いたのは理由があって、正確な数字がはっきりしないからです。旅行誌をめくってみると、るるぶドバイは1kmあたり1.86AED、タビトモ ドバイは同1.96AEDと紹介していますし、世界各国のサービス料金をまとめたデータベースサイトNumbeoは同1.75AEDとしています。

 

 メーターは0.5AED刻みで上がっていきます。それを考えると、小数点第2位が5で、すっきり計算できそうなNumbeoの数字が正しいように思えるのですが、実際のところよく分かりません。

 

 いずれにしても、数字に大きな違いはなく、1km走れば約2AED上がるというイメージを持っていれば間違いないと思います。

 

 あとは目的地までの距離を把握すれば、だいたいの料金はつかめます。距離に関しては、グーグルマップのルート検索を使えば、たちどころに測ってくれます。2つの目的地を入力するだけでOK。日本語入力では出てこない施設もありますので、その場合はアルファベットを打ち込みましょう。

 

有料道路はゲート通過ごとに料金加算

 ドバイのタクシーに乗っていると、有料道路の料金が加算されることがあります。下の写真は、実際のタクシーメーターです。このメーターで見てみましょう。

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 「TOLLS」という項目があります。これが、有料道路の料金です。ドバイ中心部の有料道路には、6か所に「TOLL Gate」という料金を徴収されるポイントが設けられています。そこを通過すると、自動でメーターに加算される仕組みです。料金は1か所通るごとに4AED。われわれはTOLLSが8.00になっているので、TOLL Gateを2か所通過したことになります。空港近辺ですと、「Airport tunnel」(空港トンネル)にTOLL Gateが設けられています。

 

 ちなみに、グーグルマップでは、TOLL Gateを通過するかどうかを教えてくれます。何か所通るか分からないのが問題ではありますが。

 

 以上で、だいたいのタクシー料金は分かるはずです。

 

 例えば、空港から20km先のホテルに向かうなら、20×2+25=65AED。これに有料道路の料金がおそらく4ないし8AED加わり、70~75AED。1割ほどのチップを渡すのがマナーとされているので、支払いは80AED強になる勘定です。

 

 われわれが宿泊したアル カスルは、グーグルマップで測ってみると、空港から約27kmです。実際に支払った料金は、TOLL Gate2か所を通って計87AEDでした。これを計算式に当てはめてみると、27km×2AED+初乗り25AED+有料道路8AED=87。ピッタリです。

 

 それにしても、ドバイのタクシーメーターは素晴らしいと思います。有料道路料金を示すTOLLSの項目のほかに、DISTANCE=走行距離や、TIME=乗ってからの時間、ドライバーの名前・ID(写真上では一部修正)など、必要な情報が全て一覧で表示されています。真ん中にバージ アル アラブの外観が描かれ、デザイン性も抜群です。これまでにさまざまな国でタクシーに乗りましたが、最も透明性が高く、秀逸なタクシーメーターだと感じました。

 

↓ 下記リンクは旅行記本編1です。