スーク マディナ ジュメイラ 土産探しに便利な濃密モール カフェも充実 ドバイ旅行記 5
4つのホテルから成る大型リゾート・マディナ ジュメイラには、スーク(アラビア語で市場の意味)が併設されています。それがスーク マディナ ジュメイラです。これがなかなか使い勝手がいいモールなのです。行ってみることにしましょう。※ 2018年10月時点。1ディルハム(AED)=31円で計算。
ずらり並んだ90店
アル カスルから歩いていくと、運河越しにスーク ジュメイラの全景が見えます。ライトアップされたバージ アル アラブも、夜の闇に美しく浮かび上がっています。
アル カスル側の入り口。ホテルのロビーから歩いて、2分程度で着きます。
夜のスークを歩いてみます。土産物、ファッション、ジュエリー、飲食など約90店が軒を連ねています。営業時間は午前10時~午後11時です。
人通りはそれほど多くありません。ゆっくり、落ち着いて品定めをするには、もってこいです。
スークの地図。歩いてみると思いのほか入り組んでいて、自分がどこにいて、どの方向に進んでいるのか、たびたび分からなくなりました。でも、迷いながら店を見て歩くのは、楽しいものです。
さて、個別に店を見てみましょう。アラビアンランプやストールなどを扱っているペルシアン カーペット ハウス。ドバイモールにも出店しています。
ドバイと言えばラクダ。ラクダに関する商品といえば、キャメル カンパニー。ドバイモールにも店があります。ラクダのぬいぐるみやキーホルダー、Tシャツなどが欲しかったら、ここで探してみましょう。
スーク ジュメイラが面白いのは、ペルシアン カーペット ハウスやキャメル カンパニーのように建物にテナントとして入居している店だけではなく、この写真のように、通路上のスペースを借りた小さな店も多く並んでいることです。2つの形態の店が入り混じることで、より雑多で密なモールが出来上がっているように感じ、歩いていて飽きがきませんでした。
こちらはサンドアートの店。瓶にカラフルな砂を入れて、さまざまな模様を描き出したもので、定番の土産の一つです。頼めば名前入りのものを作ってもらうことも可能で、この店では5分で完成するとのことです。
アラビアンランプの店。エキゾチックな模様が美しく照らし出されています。
スーク ジュメイラを紹介する記事で、たびたび目にするシンドバッド アンティーク。つぼ、置き物などを扱っています。
店の外までぎっしり彫像などが並んでおり、スーク内でここだけ違う空気が流れているようです。何か掘り出し物は見つかるでしょうか。
見慣れた店を見つけました。トミーバハマです。日本では、新宿の高島屋、ららぽーと横浜などにあります。ハワイのワイキキには、レストラン付きの店があることで有名です。
コンビニもあります。サークルKです。実はカナダ資本。日本ではユニーが商標権を得て店を展開し、2016年からファミリーマート傘下になりました。店舗名もファミマに転換中で、日本国内からサークルKの名前は近いうちに消えることになります。
店そのものはとても小さいです。その中でスナック菓子が目立ちます。マディナ ジュメイラの宿泊者の方で、小腹がすいたら、ここに買いにくればいいのではないかと思います。
暑いドバイ、やっぱりアイスに目が向きます。
歩き疲れたら、やはりここでしょうか。スタバ、あります。
UAEのご当地マグ。バージ カリファや、バージ アル アラブなどが描かれています。
シアトルズベストコーヒーもあります。
ドバイの定番、コスタコーヒーも。
マディナ シアターの入り口。マディナ シアターは442席を備えた舞台で、ミュージカルなどのショーが上演されています。
マディナ シアターで上演中の作品。右下のアラジンを検索してみると、最も安い席は120ディルハム(AED、約3,700円)、最も高い席は240AED(約7,400円)でした。
両替所。レートは空港よりやや悪いくらいでした。
購入時は値切ってみよう
さて、スーク マディナ ジュメイラはどのように利用すればいいのでしょうか。店舗数は90ほどです。規模で言えば、ドバイモールや、モール オブ ジ エミレーツ(エミレーツモール)と比べるべくもありません。ただ、ここが優れているのは、土産物の店がギュッと凝縮して集まっていることです。
ドバイモールは土産物からブランド品まで、あらゆるものを売っていて魅力的なのですが、あまりに広すぎて、意中のものを探すだけでも骨が折れます。モール オブ ジ エミレーツは、ドバイモールに比べて圧倒的に地元住民向けの装いで、土産になりそうなものはほとんど見つかりませんでした。(ドバイモールは「旅行記9」、モール オブ ジ エミレーツは「旅行記14」で紹介しています)
その意味で、スーク ジュメイラは、手軽に土産を見つけたい人にとっては、なかなか便利なモールだと感じました。マディナ ジュメイラに宿泊している人だけではなく、近隣のホテルに泊まっている人も、足を運んでみる価値はあると思います。
値切りの交渉ができることも魅力的です。手が込んだ木彫りの招き猫を売っている店や、アラビア風の色鮮やかなストールを扱っている店は、10~15%くらい安くしてくれました。一方で、「商品は全てバーコード管理しているので値引きは無理」という店もありました。個人的な感触で言うと、客引きで声をかけてくるような店は、値切れる可能性が高いと思います。
このように、小ぶりながらも中身が詰まったスーク ジュメイラではありますが、ここに来なければ買えないものは、印象として多くはありません。ですので、ドバイモールがあるダウンタウンエリアのホテル宿泊者は、買い物目的に来る必要はないように思います。
ただ、食事に関しては別です。スーク ジュメイラは、マディナ ジュメイラ内に張り巡らされた運河に面しており、レストランの屋外席は雰囲気が抜群です。水路を行き交う舟(アブラ)、バージ アル アラブを眺めながらの食事は、他では味わえない価値があると思います。
スークのレストランでの食事は「旅行記4」で書いています。興味がある方は、そちらをご覧になってください。
スーク マディナ ジュメイラに関しては以上です。次にドバイ屈指の観光地、ゴールドスーク、スパイススーク、オールドスークを紹介します。
↓ 下記リンクは旅行記4