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ドバイ水族館 ドバイ モールを彩る巨大水槽 幅32メートルの青き壁 ドバイ旅行記 8

 ドバイ モールには、世界有数の巨大水槽を持つドバイ水族館(Dubai Aquarium)があります。行ってみることにしましょう。※ 2018年10月時点。1ディルハムAED)=31円で計算。

 

美ら海水族館から奪った世界一

 水族館の巨大水槽は通常、来場者に見せる側のパネルサイズをもって大きさが比較されます。ドバイ水族館の巨大水槽のパネルは、幅32.88メートル、高さ8.3メートル、厚さが0.75メートルあります。2008年の開業時、沖縄の美ら海水族館を抜いて世界一に踊り出ました。ジンベエザメが泳ぐことで有名な美ら海水族館の水槽は、幅22.5メートル、高さ8.2メートル、厚さ0.6メートルです。

 

 2018年現在、世界最大のパネルはドバイ水族館ではなく、中国・広東省殊海市の珠海長隆海洋王国(Chimelong Ocean Kingdom)にあります。大きさは、幅39.6メートル、高さ8.3メートル、厚さ0.65メートルです。

 

 ちなみに、ドバイ、中国、美ら海のいずれも、香川県のアクリル樹脂パネルメーカー、日プラが製造に携わっています。

 

 パネル部分です。吹き抜けとなったドバイ モールのフロア1(2階)からだと、このように見えます。水槽の前には柵が置かれています。これは、柵の外側から見る分には無料ですが、内側に入ろうと思ったら入場料を払う必要があるのです。その辺りを詳しく見ていきましょう。

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最も安いチケットで3,700円 

  チケット売り場です。G(Ground)フロア(1階)にあります。チケットは、おおまかに言って4種類あります。

  • Encounter VIP(390AED、約12,000円)
  • VIP Experiences(315AED、約9,800円)
  • Explorer Experience(175AED、約5,400円)
  • Dubai Aquarium & Underwater Zoo(120AED、約3,700円)

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 それぞれチケットを紹介します。

 

 一番安いDubai Aquarium & Underwater Zooは、巨大水槽の中に設けられたトンネルを抜けることができ、別のフロアにあるUnderwater Zooにも入場することができます。Underwater Zooは、いわゆる普通の水族館をイメージすれば間違いないでしょう。


 Explorer Experience、VIP Experiencesと値段が上がっていくごとに、特典が増えていきます。底が透明なボートに乗って水槽の上から魚を見たり(Glass Bottom Boat Ride)、潜水シミュレーターを使って海の中をバーチャル体験(Submersible Simulator)できたりするようになります。

 

 ほかに、エイやワニ、その他の動物に会うことができるEncounterというオプショナルチケットがあります。いずれも100AED(約3,100円)です。

 

 Encounter VIPは、いずれか1種類の魚か動物かに会える特典がついたチケットになります。オプショナルで最も高額なのは、Shark Encounterの650AED(約20,200円)。酸素マスクを装着したうえで檻のような箱に入って水槽に沈み、間近でサメを見るようです。

 

 われわれは、最も安い120AEDのチケットを購入しました。安いと言っても3,700円で、1,850円の美ら海水族館のちょうど倍です。

 

間近で見られるサメにエイ

 では、行ってみましょう。柵の内側から巨大水槽を見ると、このような感じです。映画館のスクリーンより大きい一面の青。すごい迫力です。

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 柵の前からでも水槽を見ることは十分に可能ですが、やはり水槽を目の前にした方がより大きさを実感できますし、写真を撮るにも都合がいいです。

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 潜水したスタッフが時計ブランド・ブランパンのボードを持って泳ぎます。ブランパンはドバイ水族館と提携しているらしく、その関係でこうして宣伝しているのです。それなりに目を引くので、いい宣伝法だと感じました。

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 間近で見た水槽。サメがいます。

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 水槽の上に浮かんでいるのが、底が透明になっているGlass Bottom Boatでしょうか。

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 巨大水槽の前を通り過ぎ、裏手に回ると、水槽内に設けられたトンネルがあります。入ってみます。右も左も上も魚ばかり。青一色の世界です。

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 トンネルのアーチ部分にエイが張り付いていました。

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 トンネルに入ると、サメもこんなに間近で見ることができます。とがった牙が迫力あります。

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 張り付いたエイが動きません。

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カピバラやカワウソも

 次に、アンダー ウォーター ズーに行ってみます。入り口は、フロア2(3階)にあります。

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 大型水槽には、サメなどの大型の魚が入っているのに対し、ここは小さな魚を中心に展示されています。

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 口に含んだ水を噴出し、昆虫などを撃ち落とすことで有名なテッポウウオ。水槽の上には的が下がっています。

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 スッポンのような亀もいます。

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 巨大水槽の真上。アクリルパネルになっていて、下をのぞくことができます。サメの姿が見えます。

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 クラゲも何種類か展示があります。

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 ここは基本的に水族館ですが、動物も何種類かいます。その一つのカピバラ

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 ほかにも、カワウソがいるほか、鳥が放し飼いになっています。

 

 出口にはオフィシャル ストアがあり、ここを抜けたら、ドバイ モールに戻ります。

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チケットを買って入る価値について

 ドバイ水族館、楽しめました。先に触れた通り、巨大水槽を柵の外から見る分には、お金はかかりません。水槽に近づき、トンネルをくぐろうと思うと、アンダー ウォーター ズーとセットで3,700円が必要になってきます。

 

 冷静に考えれば、3,700円はどう考えても高いです。美ら海水族館海遊館など、日本の大規模な水族館を訪れたことがある人なら、なおさらそう思うでしょう。正直言えば、そこまで払って、入ることもないかなと感じます。ただ、やっぱり規格外のドバイを、少しでも深く体感したい、と思う人は、やはり外せないでしょう。自分なりの価値観を持って、入るかどうか決めたらいいのではないかと思います。

 

 ドバイ水族館を見終わったので、次はドバイ モールを歩いてみます。

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