書く書く しかじか

旅行記、食べ歩き、スポーツ、書評などなど、赴くままに書き連ねるブログ。

モール オブ ジ エミレーツ(エミレーツ モール) 地元住民のための大型施設 観光客が行く価値は? ドバイ旅行記 14

 ドバイの大型ショッピングモール、モール オブ ジ エミレーツエミレーツモール)に行ってみます。どんな店があるのでしょうか。※ 2018年10月時点。1ディルハムAED)=31円で計算。

 

ドバイ モールに次ぐ大きさ

 モール オブ ジ エミレーツは、ドバイではドバイ モールに次いで2番目に大きいショッピングモールです。売り場面積の広さを表すGLA(Gross Leasable Area)という指標で、ドバイモールが35万平方メートルなのに対し、モール オブ ジ エミレーツは約25万5,000平方メートル。ドバイ モールの7割ほどの規模になります。(ただし、ドバイ モールは総面積が112万4,000平方メートルもあります。こちらの指標だと、世界第2位の大きさになります)

 

 われわれはアル カスル マディナ ジュメイラに宿泊しましたが、マディナ ジュメイラでは、モール オブ ジ エミレーツへの無料シャトルバスを運行しています。便利なので、これを利用しました。下の写真は、その時刻表になります。アル カスルから直線で2.5キロの距離で、15分で到着します。

f:id:katsushika-miyah:20181108220739j:plain

 

 シャトルバスが来ました。われわれは18時15分発のバスに乗りました。

f:id:katsushika-miyah:20181108234146j:plain

 

 モール オブ ジ エミレーツに到着。

f:id:katsushika-miyah:20181108234538j:plain

 

 Ground Floor(1階)のエントランスAを出たところが発着場になっています。マディナ ジュメイラ以外にもモール オブ ジ エミレーツへのシャトルバスを運行しているホテルは多くありますが、いずれも到着と発車はこの場所になります。

f:id:katsushika-miyah:20181108235204j:plain 

 

ラグジュアリーブランドも多く

 エントランスAから入ります。

f:id:katsushika-miyah:20181108235838j:plain

 

 モールのマップです。Ground FloorとFirst Floor。四角く区画された中に店が配置されているので分かりやすく、迷う心配は少ないでしょう。

f:id:katsushika-miyah:20181109004039j:plain

 

 Second FloorとThird Floor。こちらは1,2階部分と比べて、フロア面積は狭くなっています。Third FloorはPrayer Room(イスラム教徒の礼拝用の部屋)だけなので、モールは実質的に3階建てと言っていいでしょう。

f:id:katsushika-miyah:20181109004748j:plain

 

 Ground Floorはファッション系アイテムを扱う店が多い印象です。

f:id:katsushika-miyah:20181109005008j:plain

 

 イスラムでは安息日(休日)にあたる金曜日の夕方、多くの人で賑わっていました。

f:id:katsushika-miyah:20181109000058j:plain

 

 First Floorにはラグジュアリーブランド店が多く入居しています。有名どころを挙げると、バレンシアガ、バリー、ボッテガ ヴェネタ、カルティエディオール、グッチ、エルメスプラダなど。時計ブランドを見ると、ブライトリング、オメガ、パテック フィリップ、ピアジェ、ロレックスなどがあります。

f:id:katsushika-miyah:20181109005511j:plain

 

 ルイヴィトンも入っています。

f:id:katsushika-miyah:20181109010238j:plain

 

 ドバイでデーツといえば、バティール。ドバイモールに続き、ここにもありました。チョコレートコーティングされたデーツは、チョコレートの味そのものがとても上品で、加えてデーツともマッチするので、なかなかの美味です。

f:id:katsushika-miyah:20181109010449j:plain

 

 この店とは別に、カフェ バティールという飲食を楽しめる店もあります。

f:id:katsushika-miyah:20181109012533j:plain

 

 ドバイ土産の定番、パッチ。レバノン発祥のチョコレートです。ドバイモールの店より小ぶりです。

f:id:katsushika-miyah:20181109010721j:plain

 

 ドイツの陶磁器メーカー、ビレロイ&ボッホ。われわれが宿泊したアル カスルの洗面台がビレロイ&ボッホ製でした。食器類だけではなく、そういうものまでつくっていたとは驚きました。

f:id:katsushika-miyah:20181109010924j:plain

 

 モール オブ ジ エミレーツを紹介する記事の多くで、写真として使われているのは、このアトリウムでしょう。透明なドーム型の屋根を備え、日中は光が差し込んで明るいようです。

f:id:katsushika-miyah:20181109011200j:plain

 

 屋根の骨組みだけを見ると、緑青のような色味なので歴史的建造物のようにも感じられ、一方でモール部分は白一色でとてもモダンです。このミスマッチ感のある対称性が、アトリウムの魅力を高めているように感じます。

f:id:katsushika-miyah:20181109011824j:plain

 

 Ground Floorにあるカルフール。地元の人でいっぱいでした。

f:id:katsushika-miyah:20181109013529j:plain

 

灼熱の地で楽しむスキー

 モール オブ ジ エミレーツに併設する形で、スキー ドバイがあります。その名の通り、スキー場です。ドバイの真夏は軽く40度を超えますが、そんな地でもスキーを楽しめるのです。

f:id:katsushika-miyah:20181109012131j:plain

 

 スキー ドバイの中の様子は、モール オブ ジ エミレーツからガラス越しに見ることができます。

f:id:katsushika-miyah:20181109012702j:plain

 

 結構な数の人が入場しています。雪が降らない地域の人にとっては、やはり非日常で楽しい空間なのでしょう。

f:id:katsushika-miyah:20181109012916j:plain

 

 手前の看板に書いてありますが、内部の気温はマイナス4度だそうです。われわれが訪れた10月は、日中の最高気温が37~40度。スキー ドバイとの気温差たるや、すごいものがあります。

f:id:katsushika-miyah:20181109013057j:plain

 

飲食店は約70店

 モール オブ ジ エミレーツには、ファストフードを含めて飲食店が約70店あります。Second Floorがレストラン街のようになっているので、行ってみます。

 

 小籠包や点心で有名なDIN TAI FUNG(鼎泰豊)。日本にも銀座や新宿・タカシマヤ、池袋・東武百貨店にあります。われわれが訪れた時は、90分待ちと言われました。ドバイでも人気があるようです。

f:id:katsushika-miyah:20181109014357j:plain

 

 DEAN & DELUCA。

f:id:katsushika-miyah:20181109030442j:plain

 

 われわれはDIN TAI FUNGの隣のイタリアン、800 Degreesに入りました。こちらはロス発祥のチェーン店で、東京だと千駄ヶ谷や南青山に店があるようです。

f:id:katsushika-miyah:20181109014807j:plain

 

 ピザは安いもので51.45AED(約1,600円)、高いもので71.40AED(約2,200円)といったところです。

f:id:katsushika-miyah:20181109015123j:plain

 

 注文1品目、シーザーサラダ。

f:id:katsushika-miyah:20181109015335j:plain

 

 注文2品目、ピザ マルゲリータ。これだけで十分おなかいっぱいになりました。

f:id:katsushika-miyah:20181109015357j:plain

 

 ミネラルウォーターと合わせて、料金は113AED(約3,500円)。ドバイまで来て日本に存在するチェーン店で食べるのもどうかと思いますが、ホテル内で食べることを思えば、随分と安いものです。

f:id:katsushika-miyah:20181109015647j:plain

 

買い物目的で訪れる価値は?

 モール オブ ジ エミレーツ、楽しめました。ここは、ラグジュアリーブランドの店は多くあるし、日本に未上陸のファッションブランドも多くあります。そういうものを買う目的がある人は、訪れてもいいかもしれません。

 

 しかし、ここはあくまで、ドバイ在住の人のためのショッピングモールという印象です。イスラムの民俗衣装をまとった人の数は、ドバイ モールより圧倒的に多いですし、ベビーカーを押して歩く家族連れの数も比較になりません。土産を探しに訪れても、めぼしいものはなかなかないでしょう。実際に、われわれは何も買いませんでした。土産だけなら、規模は小さくても、スーク マディナ ジュメイラの方が何かしら見つかると思います。

 

 その意味で、ドバイ モールに行った人が、こちらまで訪ねる価値はそれほどない気がします。われわれのように、ホテルが無料のシャトルバスを運行しているなら、見学目的で行くのは悪くないと思います。夜12時まで営業しているため、夜の予定がなかったら、時間潰しにもいいかもしれません。

 

 さて、旅行記も残すところあと1ページ分です。エミレーツ航空での帰国便についての話で締めくくります。

↓ 下記リンクは旅行記13