書く書く しかじか

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ワイルド ワディ スリル満点 ドバイが誇る巨大ウォーターパークのすべて ドバイ旅行記 13

 ドバイの巨大ウォーター パーク、ワイルド ワディに遊びに行きます。どんな絶叫系のウォータースライダーがあるのでしょうか。※ 2018年10月時点。1ディルハムAED)=31円で計算。

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当日券は10,000円以上

 ワイルド ワディは、ドバイに本拠を置くホテルチェーンのジュメイラ グループが運営しています。入場料は、5%の付加価値税(VAT)込みで、大人が283.5AED(約8,800円)、子ども(身長110センチ以下)が231AED(約7,200円)です。かなり高額ですが、これは日付指定が必要なネット予約をした際の価格です。当日に窓口で買うと、同じく税込みで、大人は336AED(約10,400円)、子ども284AED(約8,800円)と、さらに高くなります。行くなら、事前にスケジュールを決めて、ネットで購入してからの方がいいでしょう。

 

ジュメイラ系ホテルの宿泊者は入場無料

 ただし、ジュメイラ グループが運営するホテルの宿泊者には特典があります。ジュメイラ グループのホテルは、ドバイに9施設あります。そのうち、

  • バージ アル アラブ
  • マディナ ジュメイラ(アル カスル、ダル アル マシャフ、ミナ アッサラーム、アル ナシーム)
  • ジュメイラ ビーチホテル
  • ジュメイラ クリーク サイド ホテル
  • ジュメイラ エミレーツ タワーズ

 以上5施設の宿泊者は、滞在中に何度でも無料で訪れることができます。また、

  • ジュメイラ ザビール サライ
  • ジュメイラ ザビール サライ ロイヤル レジデンス
  • ジュメイラ リビング ワールド トレード センター レジデンス

  以上3つのホテルの宿泊者は滞在中に1度、無料で入場できます。

 

 残る1つのホテル、アル シーフ ホテル バイ ジュメイラの宿泊者だけは無料特典がなく、チケットが75AED(約2,300円)にディスカウントされます。

 

 われわれは、マディナ ジュメイラのアル カスルに宿泊しましたので、無料で入場できました。

 

 ワイルド ワディは、マディナ ジュメイラとジュメイラ ビーチホテルの中間、バージ アル アラブの向かいに立地しています。アル カスルから見て、ワイルド ワディは1キロ弱の距離です。マディナ ジュメイラからは、無料のバギーでアクセスできます。

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 バギーで送ってもらい、入り口に到着しました。ごつごつした岩を積み上げたようなつくりです。

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 窓口に表示されている当日券の料金。入場料が10,000円を超えるプールって、世界にどのくらいあるのでしょうか。

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 マディナ ジュメイラの宿泊者に関して言うと、前もってホテル側に「ワイルド ワディに行きたい」と伝える必要はありません。なぜなら、宿泊者用の無料チケットがあるわけではないからです。ワイルド ワディの入場口へ直接行って、宿泊しているホテル名、氏名、部屋番号を伝えて、確認が取れれば無料で入場できます。

 

 では入場します。このゲートの手前で手荷物検査を受けます。注意点として、飲食物は持ち込めません。われわれは、知らずにお菓子を持ってきていたので、あえなく預けることになりました。帰る際に、このゲートを入ってすぐ左手にある窓口で返してもらえます。

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ちょっと煩雑なリストバンドの使い方

 ジュメイラ グループのホテル宿泊者であっても、ロッカー代だけは無料になりません。ロッカーは大きさ別に3種類あって、小さい方から48AED(約1,500円)、69AED(約2,100円)、90AED(約2,800円)です。日本では考えられないような料金ですが、このロッカーが少しややこしいので、見ていきましょう。

 

 ワイルド ワディの入場者には、下の写真のような腕時計型のバンドが渡されます。このバンドの丸い部分にチップが埋め込まれており、入場時に窓口でディルハムをチャージできるようになっています。ロッカーを利用しようと思ったら、必要な額をここにチャージしなければなりません。

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 では、ロッカーに行ってみましょう。入場して左手に男女の更衣室があり、ここにロッカーがあります。

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 下の写真は、一番小さい48AEDのものです。普通サイズのリュックサック1つが悠々と収まるので、よほど大きな荷物を持っていなければ、一番小さいロッカーでいいのではないかと思います。

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 まずは空いているロッカーに、荷物を入れます。そして閉じる際、ロッカーナンバーの上の丸印の部分に、ディルハムをチャージしたバンドをかざします。すると、扉にロックがかかって、写真の261番のロッカーのように赤いランプが点灯します。丸印にバンドをかざせば、何度でも自由に開閉できます。

 

 ただし、一度でもバンドをかざしてロックしてしまうと、その瞬間に料金が差し引かれてしまうので、他のロッカーに変更はできません。どのロッカーを使うかは考えて選びましょう。

 

飲食店やショップでも使えるリストバンド

 このバンドの活用法は、ロッカーにとどまりません。ロッカー料金を差し引かれても余るだけのディルハムをチャージしておけば、ワイルド ワディ内の飲食店やグッズショップで利用できます。現金やクレジットカードを持ち歩く必要がなくなるので、セキュリティ面で安心です。チャージして余った分は、帰る際に窓口で返金してもらえるので、無理に使いきる必要はありません。ワイルド ワディ内の飲食料金については後述しますので、チャージする額はそれを参考にしてみてください。

 

 ジュメイラグループのホテル宿泊者に関して言えば、飲食店やショップで、氏名、ホテル名、部屋番号を伝えれば、チェックアウト時の精算に回すことができるので、ロッカー料金以上の額をチャージする意味はありません。われわれは、一番小さいロッカー料金の48AEDだけチャージしました。

 

高さ32メートルの絶叫スライダー

 では、プールに出てみましょう。

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  ワイルド ワディのマップです。

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 まず最初に、ワイルド ワディで最も怖いウォータースライダーのJumeirah Sceirahに行ってみることにします。ワイルド ワディの顔とも言える存在です。

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  タワーの上から真下に落ちるように滑ります。タワーの高さは32メートル。最初の落下角度は70度です。

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  登り口は、ワイルド ワディの入り口に近い側にあります。矢印に従って進みます。

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 タワーの真下。ここを登っていきます。

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  タワーを上がる途中、滑り降りるコースを間近に見ることができます。角度は70度とのことですが、印象としては垂直に近い感じです。

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 タワーのてっぺんに到着。

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 ワイルド ワディ全体を見渡すことができて、なかなかいい眺めです。

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 タワーの上から見たバージ アル アラブ。正面にそびえ立ちます。

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 ワイルド ワディの敷地外の景色。

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 Jumeirah Sceirahでは注意点があります。防水仕様のカメラやスマホを手に動画撮影しながら滑り降りたいと思う人もいるかもしれませんが、これはできません。撮影ができないのではなく、所持自体が認められていません。私の水着にはファスナー付きのポケットが付いていますが、そこに入れて乗ることすらダメでした。万が一にも事故が起こらないよう、細心の注意がなされているということでしょう。これら乗り場からの写真は、撮影のためだけに上って撮ったものです。

 

 さて、ここが乗り場です。カプセルが2つあります。2人同時にスタートできます。乗ることができるのは、身長110センチ以上、体重300パウンド(約136キログラム)以下の人です。

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  カプセルの中に入ると、両足首を交差させ、両腕を胸の前でクロスさせるよう係員から指示されます。スライダー内での安全を保つためです。姿勢を取ったら、「スリー、ツー、ワン」のカウントが始まり、足を乗せている踏み板が開きます。その恐怖感は、なかなかのものです。ジェットコースターのキャメルバックのように、落下中に体がフワッと浮く感覚を覚えます。その後は猛スピードで進んで小さい斜面を下り、最後にもう1度、大きな斜面を滑って終わります。最高時速は80キロ、滑る距離は120メートル。個人的には、これまで体験したウォータースライダーで断トツに怖かったです。

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 Jumeirah Sceirahに関して、最後にもう1つ。グーグルなどで検索をかけてみると、見た目が異なる画像が出てきます。これは、改修前のJumeirah Sceirahです。地元メディアの過去記事を読んでみると、古いJumeirah Sceirahは2012年1月に取り壊され、代わって設けられた新しいJumeirah Sceirahは同年9月に使用開始となっています。改修前は、スタート地点の角度が現在より緩く、1度に滑ることができる人数は1人だけでした。それを踏み板が開いて落下するような急傾斜に変更し、待ち時間を減らすために2列仕様にしたとのことです。

 

ほどよいスリルのチューブ型スライダー

 では次に、Tantrum AlleyとBurj Surjに行ってみることにします。これら2つは、チューブに乗って滑るタイプのスライダーで、スリル度で言ったらJumeirah Sceirahの次にランクされると思います。

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 2つのスライダーの外観です。コースは複雑にねじれています。

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 階段を上って、タワーに向かいます。

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 タワーの登り口。Tantrum AlleyとBurj Surjで左右に道が分かれます。

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 左側がTantrum Alley、右側がBurj Surjの階段になります。

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 タワーの壁には、列ができた際の待ち時間が表示されています。この写真にあるように、30分も待つことがあるということでしょう。この表示は、Jumeirah Sceirahにもありました。われわれはイスラム安息日(休日)である金曜日に訪れましたが、待ち時間はほとんどなしに、全てのスライダーに乗ることができました。

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 ワイルド ワディ内のスライダーやアトラクションには、それぞれスリル度を示したボードがあります。スリル度は強い方から、INTENSE THRILL、THRILL、MODERATE、RELAXです。Tantrum Alleyは、最もスリルが強いINTENSE THRILLにランクされています。

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 一番上まで上がって来ました。そこから見た景色。右手の大きな建物は、ジュメイラ ビーチ ホテル。ワイルド ワディの敷地のすぐそばに立地しています。

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 Tantrum AlleyとBurj Surjの滑り口。右側がTantrum Alleyで、左側がBurj Surjになります。チューブはベルトコンベアに運ばれて、自動でここまで上がってくるので、自ら持って上がる必要はありません。いずれも乗るには、身長110センチ以上が必要です。

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 Tantrum Alleyは、お尻を乗せる部分が空洞になっているタイプのチューブを使用し、最大4人まで同時に乗ることができます。出発直後に急角度になる部分が最も面白いところで、あとは左右に激しく振られながら、降りていきます。

 

 対して、Burj Surjは、最大5人まで乗れる底が平らなチューブを用います。Tantrum Alleyと比べて、チューブの振れ幅は小さめですが、こちらの方がスピードが出ます。スリルがあるのは、Tantrum Alleyの方かなと思います。

 

  Tantrum AlleyもBurj Surjも、同じプールへ滑り降ります。写真の真ん中に見える通り、チューブはここからベルトコンベアに乗って上へと運ばれていきます。

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 2人で訪れた際、他のグループと同乗になるかどうかについても触れておきます。われわれは他の2人組と同じチューブに乗って滑るよう求められたことは、一度もありませんでした。気を使わなくて済むので、ありがたいことです。ただ、われわれが訪れた日は、どのスライダーも待ち時間がほぼありませんでした。混み合った日に、運営側がどのように対応しているかは分かりません。

 

ジェット噴射のコースターで場内ぐるり

 次に、White Water WadiとFlood River Flyerに行ってみます。いずれもウォーター ローラーコースターという分類です。コースの上り斜面に水がジェット噴射されており、その力で人が乗ったチューブを高いところまで運び上げます。そこから勢いよく下り、また噴射で高度を稼いで、再び滑り降り、という感じでコースを進んでいきます。1人乗りか2人乗りのチューブを利用します。対象は身長110センチ以上。また、体重50キロ以下の人は、2人乗りのチューブに乗る必要があるとのことです。

 

 White Water Wadiのスタート地点です。チューブはここに多くあるので、どこかから持ってくる必要はありません。

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 スタート地点。滑り台のようになったコースを、ジェット噴射で上がっていきます。スピードはそれなりに出ます。のろのろでは決してありません。チューブに乗ったまま上へ運ばれていくのは初めての体験で、とても新鮮でした。

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 コースを横から撮影しました。人が乗ったチューブをこういう角度で、しかもそこそこのスピードで運び上げるので、水の噴射には激しい勢いがあります。

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 コースの途中には小さなプールがいくつか設けられており、そこでいったん小休止となります。係員がいるところから、再びジェット噴射されたコースに入ります。

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 小休止となる別のプールで撮影した写真です。コースの先に広がる遠景が見えるでしょうか。ジェット噴射で運ばれて、それなりに高い場所まで上がってきていることが分かるかと思います。

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  White Water Wadiは11のスライダー、Flood River Flyerは6のスライダーが連結する形でコースができています。どちらもつくりは同じで、Wild Wadiの外周をぐるりと回ります。ウォーター ローラーコースターと言っても、怖さはほぼありません。でもスピードはそこそこ出るので、乗っていてとても気持ちがいいスライダーです。

 

2ヵ所でできるボディーボード体験 

 ワイルド ワディ内には、ボディーボードができるアトラクションが2ヵ所に設けられています。

 

 そのうちの1つのRiptide Flowrider。

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 緩斜面の上に設けられた平らなところスタート。水が噴き出してくる方向へ、ボードを胸に頭から滑っていきます。

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 斜面の一番低くなったところで足の甲を使ってバランスを取ります。うまくできれば、水流に負けることなく、同じ場所にとどまっていられます。簡単そうに見えて、なかなか難しかったです。

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 乗り方については、指導員がその場で教えてくれます。失敗したら、悪かったところを指摘してくれるので、容易ではないですが上達できると思います。

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 ボディーボードを体験できるもう1つのアトラクション、Wipeout Flowriver。こちらの方がRiptide Flowriderより水流が激しく、幅も広くつくられています。

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 こうして膝乗りしている上手な人もいました。Riptide Flowriderよりこちらの方が難しそうで、多くの人が写真右手後方へ、ボードごと流されていました。

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波の出るプールに流れるプール

 次に波の出るプール、Breaker's Bayに行ってみます。このプールの前方から波が出ます。高さは1.5メートルです。ただ、波は常に出ているわけではありません。何分ごとかは分かりませんが、一定の間隔で発生させているようです。

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 ここはやはり、子連れが多かったです。ライフジャケットは無料で借りることができます。

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  波が出る方向に目を向けると、その先にはバージ アル アラブがそびえます。

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 子ども用のプレイエリア、Juha's Dhow & Lagoon。小さなスライダーなどがありますが、大人は利用できません。

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 流れるプール、Juha's Jouney。流れは緩やかで、全長は360メートルです。

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 流れがゆったりで、なかなか進まないので、写真の人たちのように、浮き輪から降りて押して進みたくなります。

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ホットドッグのセットで2,000円強

 ワイルド ワディ内の飲食店を紹介します。先に触れた通り、飲食物の持ち込みは禁止されているので、必然的に施設内の飲食店を利用することになります。

 

 ピザの店。ドリンクとセットで73AED(約2,300円)です。

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 かき氷。値段は確認し忘れました。

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 チキンやラップサンドなどを扱う店、SMOKE HOUSE。

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 値段はラップサンドのポテト、ドリンクセットで67AED(約2,100円)。一番高い2ドリンク付きのチキンバケットで134AED(約4,200円)。ドリンク1日飲み放題も89AED(約2,800円)で用意されています。

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 ハンバーガーやホットドッグなどのファストフードを扱う店、Julshan’s Burgers and Dogs and Juha's Family Kitchen。ワイルド ワディはここをメインレストランと位置付けています。店の前にはテーブルとチェアがいくつか置いてあります。

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 価格はセットメニューで67AED(約2,100円)~134AED(約4,200円)。SMOKE HOUSEと同じく、ドリンク飲み放題がここにもあります。

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 われわれはシャワルマとホットドッグを注文しました。ポテトとドリンクが付いて、シャワルマが67AEDで、ホットドッグが68AED(いずれも約2,100円)です。

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 シャワルマの断面。食べ応えがある大きさで、味も悪くなかったです。

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 ジュメイラグループのホテル宿泊者には入場無料、タオルレンタル無料と、もう1つ特典があります。それは、ワイルド ワディ内の飲食およびグッズが全て25%も安くなるというものです。これもうれしいディスカウントです。入場時に下の写真のような紙を渡されますが、これは持ち歩く必要はありません。何かを買う際に、氏名、ホテル名、部屋番号を伝えれば大丈夫です。

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 われわれの場合、シャワルマとホットドッグで計33.5AED、1,000円強安くなりました。レシートでディスカウント額が強調されています。

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パーク内でのんびりできる?

 ワイルド ワディ内には、下の写真のように、ビーチベッドが置かれたスペースがいくつかあります。 

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 ただ、居心地がいいかと言われると、何とも言えません。パーク内は音楽がかかっていますし、子どもの数も多いです。リゾートホテルのプールサイドのように、のんびり過ごせる環境では決してないでしょう。実際に、ビーチベッドでくつろいでいる人は、あまり見かけませんでした。ここはやはり、ウォータースライダーなどのアトラクションを楽しみに来るところで、プールサイドには期待しない方がいいと思います。

 

タオルはショップ内で借りよう

 タオルは42AED(約1,300円)で借りることができます。ただし、ジュメイラ グループの宿泊者は、こちらも無料になります。至れり尽くせりです。

 

 入場口のすぐ右手にあるショップ、Souk al Wadiで借ります。

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 レジカウンターの右手にタオルが積まれているのが見えるでしょうか。こんなところにタオルスタンドがあるというのも違和感がありますが、ともあれここで借りることができます。枚数制限はありません。ただ、われわれはビーチベッドにタオルを敷いて、そこでのんびりするというような過ごし方をしなかったので、帰り際に1枚借りるだけで済みました。

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 ショップ内では水着などを販売しています。

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 左手のえんじ色の水着は、イスラムの女性向けのものでしょう。実際にこうした水着を着て、肌の露出を極力控えた人が多くいました。

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 ワイルド ワディのオリジナルのぬいぐるみも売っています。

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 パーク内には専属カメラマンが何人か配置されており、写真を撮らないかと声をかけてきます。ウォーターコースターのWhite Water Wadiではコース上にカメラマンがいて、頼まなくても撮影してきます。チップを内蔵したリストバンドに機器をあててくるので、それで撮影した写真を管理しているようです。撮ってもらった写真が欲しかったら、ワイルド ワディの入場口のすぐ左手にあるWild Wadi Photo Pointに行きましょう。ここで注文することができます。

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10,000円の価値あり?

  最後に、ワイルド ワディを訪れた感想をまとめたいと思います。ひと言でいえば、文句なしに楽しかったです。想像を超えるようなレベルではなかったですが、それでも失望する点もなく、日本にはないクオリティーのウォータースライダーは一度は体験する価値があると感じました。スライダーに乗った際に力んでチューブをつかんでいたのか、二の腕などがかなりの筋肉痛になりました。それくらい非日常のスリルを味わえると思います。

 

 ネックになるのは価格でしょう。入場料とタオルレンタル、ロッカー代を入れたら、1人10,000円を軽く超えます。その価値があるかと言われたら、答えに窮します。加えて言えば、大人料金より子ども料金の方が問題だと思います。身長110センチ以下だと、ウォータースライダーの多くを利用できません。実質的に使えるのは、波が出るプールと流れるプール、プレイエリアくらいです。それにもかかわらず、入場料はネット購入で7,200円。これはいくらなんでも高すぎる気がします。家族連れで訪れるなら、子どもが身長110センチ以上あることが条件になるのではないかと思います。

 

 もし値段が唯一の問題点だとしたら、無料で入場できるジュメイラグループのホテル宿泊者は、訪れない理由がありません。とりわけ、バージ アル アラブ、マディナ ジュメイラ、ジュメイラ ビーチホテルの3施設はワイルド ワディに隣接しており、移動に時間もお金もかかりません。これだけのウォーターパークを無料で使わせてくれて、なおかつ飲食なども25%割り引いてくれるホテルなんて、世界を見回しても、そうはないのではないでしょうか。日程に余裕を持たせて、ぜひ1度、足を運んでみることをお勧めします。

 

 ワイルド ワディは以上です。翌日は、モール オブ ジ エミレーツエミレーツモール)に行ってみることにします。

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